次は、ブラインド・ブレイクです。
この人も盲目のギタリスト&シンガーで、もちろんブルースもたくさんやっていますが、何と言ってもそのラグタイムギターのテクニックがものすごく、まずそれで有名です。
とにかく、このサザン・ラグを聞いてみましょう。
もう、思わず最後まで聞いてしまう、凄まじいギターテクニックですね。途中しゃべっているのも本人なので、あの複雑なギターを弾きながら呑気にしゃべってるわけで、すごいですね。
彼はもともとラグタイムピアノをギターに移し変えることでこのスタイルを発展させたのですが、特に、何の苦も無く弦の上を跳ね回っているように聞こえるシンコペイトした親指がスゴイです。
古今東西このブレイクのラグタイムギターに挑戦した人は数限りなく、プロでもステファン・グロスマンや日本の打田さんとかいろいろいますが、ここまで軽快にくっきりとしたリズムで弾けている人はいないみたいです。というか、ブレイクがすごすぎるとも言いますね。
ブレイクは歌も歌い、ラグタイムの影響を入れたいろんなブルースを演奏しています。スローなブルースをやっていても独特なシンコペーションの効いたギターと、軽い感じのテナーのコンビネーションがとても美しいです。